淫術魔闘学園 外法帖
あらすじ
島原の乱の際に、人の精を喰らう魔神と化した天羽咲良。意志を持つ魔導書グリモワールに導かれ、黒幕である密教立川流に復讐を続けていた。彼女は次なる標的に立川流の末裔、私立四堂学園に潜入する。次々と学生を籠絡する彼女に対し、四堂学園生徒会が立ち向かう。飛び交う淫術。乱れる女体。倒される生徒会メンバーたち。残された生徒会長・志士堂竜一に逆転の秘策はあるのか。空前絶後の淫術バトルが幕を開く。(内容(「BOOK」データベース参考)
- 作者: おくとぱす,cherrypin
- 出版社/メーカー: オークス
- 発売日: 2011/06/18
- メディア: 文庫
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雑感
美春、夕夏、千秋、真冬の4人の立川流の後継者候補のヒロインが次々と魔導書に導かれた刺客に挑んでは負け堕とされていくお話。
新しくまた出たジュブナイルポルノ系ライトノベルレーベルの刊行作の1つ。話の作りがうまく、安心して読める良作でした。序章第1章での各ヒロインの魅力・特徴付け・色気を存分に示し、その後各章でヒロイン一人ひとりがそれぞれ能力発動して刺客に挑んでいく王道展開は安心の敗北フラグでニヤる。正統派剣士、呪術師、幻覚師、未覚醒のヒロインが順に異なる展開で死合いを挑み堕ちる姿はこういったジュブナイルポルノ読んでる醍醐味でもある。
後継者候補という立場だからこそヒロインそれぞれの他に差をつけたい出し抜きたい意図がきれいに絡まり、刺客の戦う理由も明確で説明不足ということがなかったのが好印象。エッチい成分は純愛、鬼畜、和姦、陵辱、入り乱れなんでもあり。一つ一つは長くないが、濃い。
イラストも作風にあっているしこのレベルの作品が刊行されていくならこの先も手に取っていきたくなるレーベルでしたね。