ピルグリムメイデン 深紅の巡礼聖女 (あとみっく文庫 8)

あらすじ

不死者を切り裂くチェーンソーの轟音!紅い聖衣に身を包んだシスターが破壊と破戒を繰り広げる!!ちょっとした好奇心で廃墟に踏み込んだ少年は彼女の手により女体化され、下僕となってともに戦う運命に!ラブコメもエッチもシスターにお任せ!!鉄錆味の学園バイオレンスアクションに刮目せよ。

ピルグリムメイデン 深紅の巡礼聖女 (あとみっく文庫 8)

ピルグリムメイデン 深紅の巡礼聖女 (あとみっく文庫 8)

雑感

 同じような世界観で同じ作者の話があるらしいけどそちらは未読。
 修道女×チェーンソーの学園異能物語。王道のライトノベルらしい話でそこにR18を詰め込んだ作品。戦闘で肉片が飛び散り惨殺されていくのは私的にかなり好みでした。ある種の中二病的な話かもしれないけどそんな感じはほとんどなかった。主人公の使われ方や意識の変化が性転換をトリガーにしていたりとメリハリのある展開だったかな。ただ、作中の伏線とかはあまり隠し切れてなかったので暴かれても衝撃はなかった。ちと残念。
 主人公が性転換しての女体と男体での快楽の差とかをいい感じに表現していてなかなかにエロかった。性転換があるのでおもに女×女のレズシーンが大目であったが分量は全体的に多くはなかったかも。全体的にあっさり。あきらかに続刊なので今後の展開に期待が持てる。
 エロ方面では、メインヒロインの本番シーンがなかったことが特筆するところかも。ストーリー的には本番はできないのは仕方ないかも。その分他シーン(主にレズシーン)で補ってるので続刊へ。

総評:ライトノベルっぽい作品でキャラクターはしっかり立っている。学園異能にエロを含めた感じであとみっく文庫の推す【今のラノベじゃ物足りない!!と思っている貴方のためのライトノベル】に則ったよい作品かもしれない