2011年百合ライトノベルまとめ

2010年2009年に続いて今年もまとめてみましょう百合ライトノベル

作品ラインナップ

まずは自分の観測範囲で百合と判断していいかな?と緩めに判断した作品一覧を。それは百合じゃないだろという反論は受け付けません。これは百合だったよは受け付けます。

アイドライジング! (電撃文庫)

アイドライジング! (電撃文庫)

  • ニーナとウサギと魔法の戦車

ニーナとうさぎと魔法の戦車 (集英社スーパーダッシュ文庫)

ニーナとうさぎと魔法の戦車 (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 展翅少女人形館

展翅少女人形館 (ハヤカワ文庫JA)

展翅少女人形館 (ハヤカワ文庫JA)

  • 雨の日のアイリス

雨の日のアイリス (電撃文庫)

雨の日のアイリス (電撃文庫)

  • 桜色の春をこえて

桜色の春をこえて (電撃文庫)

桜色の春をこえて (電撃文庫)

  • ドS魔女の×××

ドS魔女の××× (このライトノベルがすごい!文庫)

ドS魔女の××× (このライトノベルがすごい!文庫)

  • G.L.シリーズ

ゆるゆり ノベルアンソロジー (一迅社文庫)

ゆるゆり ノベルアンソロジー (一迅社文庫)


未読ですが下記作品には百合があるらしいので要チェック

  • 龍刃機神と戦う姫巫女

龍刃機神と戦う姫巫女 (HJ文庫)

龍刃機神と戦う姫巫女 (HJ文庫)

雑感

2011年の百合ライトノベルは「アイドライジング」と「ニーナとウサギと魔法の戦車」の2強だったといって間違いないと思います。モモちゃんの明るさとオリンちゃんのカッコイイ心意気といった陽の雰囲気で楽しませてくれるアイドライジング、首無しラビッツの面々が過去や生まれといった闇の部分を絆で乗り越えていく陰の雰囲気で物語に惹き込まれていくニーナとウサギと魔法の戦車。この2作品がシリーズとして刊行されているところは百合ライトノベル界隈としては安心できるところです。
ただし、個人的な2011年最高の百合ライトノベル作品は「展翅少女人形館」でした。大好きな瑞智士記先生の作品であったこともありますが、その世界観の特異性と少女らが脱皮していく様、暴力的なまでの愛情の表現方法と少女の無垢さと残酷さを併せ持った随一のインパクトでした。
「雨の日のアイリス」「桜色の春をこえて」といった女の子が主人公ながらも百合と呼ぶにはなにかが違う足りない作品もあり、性転換シリーズのような作品も増えており百合のような雰囲気を楽しむことができる作品が増えた分、ニッチに進みすぎているところもあるのかと思います。

C81 コミックマーケットで「この百合ライトノベルがすごい2011」を配布してました。
pdfがあるので読んでみたい人がいらっしゃれば読んでもらえると光栄です。上記の作品から5作品を簡単な見所を解説してるだけの薄っぺらいモノです。@nana_y9氏にイラストとロゴを作ってもらいました。この表紙は今でも僕のiPhoneの待ち受け画像として活躍しています。

それでは、今年も良い百合ライトノベルに出会えますように、