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虐殺器官

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

雑感

SF作品は手に取る機会がほとんどなく難解な部分も多々。
経済活動になってしまっている戦争や軍隊のエキスパート調整など近未来的なパーツが物語中で主役が感じ無い死の実感と深く絡み合っていて、仕事としての命を奪う罪と、自ら意思をもって命を奪うことを決定した時とで心の揺れが全く違う点が印象的だった。どこまでも淡々としていながらも、時折見える疑念と後悔と決意がたまらなかった。
 同作者のハーモニーを先に読了していたわけだけど、同じSF作品で作品の世界観の雰囲気が全く逆なのに物語の中心にある命と死のテーマは2作品を読んだ上でさらに再読するとより深くつかめるのかな