KAGEROU

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いろんな意味で話題のKAGEROU
Amazonやらの読んでないネガキャンは負の遺産ですね

自殺しようとしていた40のおっさんがドナーにスカウトされるわけだけど、何度も死んで当然死んで構わないと言う主人公だったけど、自殺時点で未来が死に、病院で社会的に死に、心臓盗られて一度死を迎え、最後の移植でまた死に。作品はシンプルだったけど、これだけ死を繰り返し、つまり生を感じたのに関わらず、生と死に向い続けたのは印象的だった。
初版には最後のページに誤植シールがあるわけだけど、あれも演出としてはうまい。シールはめくってないけど気になって検索はしたら予想通りで、こういう遊び心を仕掛けられるのは一般的な作品では無理だし、そこは素直に評価したい。