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テルミー きみがやろうとしている事は

あらすじ

悲劇からはじまるやさしさの物語
修学旅行での事故で、一人の少女を残してクラスが無くなってしまった。事故を逃れた少年と共に、少女はクラスメイトの無念をはらす行動を始める。なぜなら少女には彼らの人格が宿っていたから…。

テルミー きみがやろうとしている事は (集英社スーパーダッシュ文庫)

テルミー きみがやろうとしている事は (集英社スーパーダッシュ文庫)

雑感

クラスメイト24人が死ぬ前に願ったこと、そして残された人の想い。それを解決していくわけだけど、そのどれもが読んでいると心を揺さぶってくれた。死んでしまった人が願ったことは残された人の幸せや青春の思い残し。拳で殴り合って最後の言葉を交わした親友、最愛の人に幸せになるよう伝えた恋人、妹にカッコ悪いところを見せたくない兄、母からもらった愛情に感謝した女の子、音楽を通じて知り合った仲間との約束。
死んでしまった人の感情と残された人の感情が綺麗に絡まって、切ないけれども悲しいけれども、幸せで暖かかった。印象に残る言葉も数多くあり、死者が残された人に向けて言った『「どうして」じゃなく「どうする」』という言葉は死んだことは受け止め未来を見据えて欲しいという死んだ人殻の言葉として重かった。

残り19人の残された想いがあり、生きた2人がそれからどうするのか。続きが読みたいし、ぜひともいろんな人に読んで欲しい。