恋する鬼門のプロトコル

あらすじ

幼い頃から「霊」が見えることで、まわりから変人扱いされてきた、和泉葉介。高校進学を機に、楽しい青春を取り戻そうと決意する葉介だったが、入学式で異様な霊気を放つ女子生徒を見つける。関わりたくないという彼の意思とは裏腹に、その彼女─新美たまもと同じクラスになり、しかも接触してしまったことで、死にそうな目に遭うのだった…。霊視できる少年、そして彼を苦しめる霊に取り憑かれた少女を中心に、惑乳美少女、隠れ腐女子、天才ハッキングBL少年など、クセ者キャラたちが入れ乱れる、オカルティック・ラブコメディ。
(「BOOK」データベースより)

恋する鬼門のプロトコル (電撃文庫)

恋する鬼門のプロトコル (電撃文庫)

雑感

たまもちゃんかわいいよたまもちゃん。

 幽霊見える葉介と見えないたまもで視点を変えて展開されていく前半と、物語の真相が解明されてきてからの後半でそれぞれ楽しめました。前半後半でそこそこ空気が変わってしまってちょっととまどったりしましたけど。

 たまもと葉介のの2人の恋愛模様みてるのはニヤニヤ止まらなかったです。葉介の移り気だけは気になるところだけど、第一印象最悪のところで勘違いから関係が変化していく様子、初デートでのたまもの気持ちと葉介の戸惑がすれ違っている様子、物語の真相に迫る葉介とどこか置いてけぼりのマイペースなたまもの様子とかいろいろと大変楽しませてもらいました。うまく絡みあわない関係というのはどんなのでもやきもきするもんですね。

続編が出るなら読んでみたい作品ですね