思春期なアダム

世界の半分を支配できると言われている"蛇眼"の力に覚醒した睦月。彼の力を求め天使と悪魔そして人間の争奪戦が始まった。"蛇眼"の力は「女性を堕落させる−エッチな気分にさせる」だが……

思春期なアダム (あとみっく文庫 2)

思春期なアダム (あとみっく文庫 2)

雑感

天使、悪魔、人間とそれぞれの陣営からヒロインが出てくるが、どのヒロインも好印象で魅力的なので読んでてすごく楽しかった。世間知らずなツンデレ天使、小悪魔的美少年悪魔、無口なミステリアス少女と言ってしまうとありきたりなヒロインたち。世界観や3つの陣営の特徴も分かりやすくてサクサク読み進められたのも大きい。
いきなり悪魔の少年をヒロインにもってきてさらに主人公とキスさせてくるとか、ひどく笑いとドキドキがノンストップでした。
エロ方面はたいした評価はできないのが残念。それなりの分量はあるけどもなんだか中途半端な感じ。エロのいらないエロゲをプレイしているかのような微妙な感覚。主人公のせっかくの能力が全然発揮されていないのもダメな点か。一番描写でよかったのが悪魔の少年とのキスシーンだと思います。