零と羊飼い

巨大隕石の接近により地球滅亡の危機にさらされていた。そんな中、何かを消しさらに受けた力を跳ね返すというレス能力という名の異能力を持つ数人の少年が集められた。そこでは「レス能力者一人以上を隕石に向かって打ち出し跳ね返す」という計画だった! という一迅社が送るSF作品

零と羊飼い (一迅社文庫)

零と羊飼い (一迅社文庫)

 レス能力者の4人+他2人が登場。全員が主役。キャラの視点があちこちに飛ぶので頭の中での話の整理が重要。結果として、結論はまったく予想して無かった方向性だったあたりすばらしい。そこに焦点を当てていくのか!ちょっとだけ最後の方でえ?って思ったとこもあるんだけど、十分に予想をひっくり返されたので満足。

 この作者って工画堂作品のシナリオ書いてた人だったんだね。(やったことはないんだけど)あとがきを読めば分かるけど、ある作品が元になっているそうです。そちらを気になった人はどうぞ

一迅社文庫が今月から刊行だけどどうなることか……かなり自分は期待している