疾走する思春期のパラベラム

文化祭間近の城戸高校映画部は自主映画の発表に大慌てだが、そこに<灰色領域>の幹部という睦美の元恋人の少女が現れる。そんな中、乾燥者が心的爆撃の準備を進めて… の第4巻

疾走する思春期のパラベラム 心的爆撃 (ファミ通文庫)

疾走する思春期のパラベラム 心的爆撃 (ファミ通文庫)

これは個人的に、クリティカルヒットです。そう、
百合が!百合があったよ!!

ひとけのない放課後の美術室に睦美は一子を呼び出した。
「友達になってくれないか?」
不器用にそう言った。
「友達でいいの?」
一子が見透かしたように言った。

これだよ!このやりとりだよ!
学園異能アクションって作品だから、ちょっと忘れてたけど、そうだよこの作品には女性の同姓愛者がいたじゃないか!2007下半期ラノサイ杯にこの作品を推してしたのも軽く忘れてたよ。これがあったんだよ!!

百合の話が嬉しすぎて、中身の感想ぶっ飛びそうだw
学園祭準備から学園祭終了までの話で、アホの子と呼ばれる志甫が良いね!自主制作映画のテーマソングも結構好きだし、赤いキツネ姿も良かったです。アホの子最高!
後半で物語が進み出したあたりからもテンポよく読めたので満足。事象の説明とかが分かりにくいというか、分からせるようなモノじゃない感じだったけど。このあたりだけは完璧な流し読みでした。言われてもイメージがわかないからね。

P・V・Fの基礎となっているのは神経伝達う物質だ。
(中略)
P・V・Fの破壊力やエネルギーは、反物質を利用している。

でもこの作品が大好きになりました。